青梅成木台病院

病院からのお知らせ INFORMATION

なりきのひろば NO.19

なりきのひろば 2017.09.11

お役立ち情報

良心会青梅成木台病院から医療に関するお役立ち情報をお届けします!
初回の今回は、100人に1人は発症すると言われている
『統合失調症』という病気についてご紹介します。

監修
理事長/小林 睴佳

精神科医がわかりやすく解説!実は身近な病気 『統合失調症』

1統合失調症とは?

自分の考えや感情がまとまらなくなり、バランスを崩した状態と言われています。主な症状としては幻覚や妄想と呼ばれる症状が一般的です。また、発症にともなって今まで出来ていた社会的な活動が困難になります。原因は現在まで特定されておらず、脳の機能に問題があると言われており、発症は思春期から青年期に多いと言われています。実は100人に1人が発症する、とても身近な病気なのです。

2
よくみられる症状

幻覚(その中でも幻聴が多い)

自分のことを誰かが観察しているのが聞こえたり、指示をされたりすることもあり、現実には起きていないことを強く確信し、第三者が訂正しても納得しません。また、統合失調症の幻聴では聞こえてきた声に対して反応するとそれに応じてくれるという特徴が見られます。

妄想(思考の問題)

訂正ができない誤った不自然な考え(妄想)が見られ、発症初期には被害妄想がよく見られます。思考がまとまらなくなり、話の流れがばらばらで結びつきを欠くようになってしまうこともあります。

「自分」という意識、認識の問題

頭の中で自分が考えていることが周囲の人に伝わってしまうと感じるなど、自分と他者、外界の境界があいまいになる状態です。そのため自分が考えて行動するという主体性がなくなりがちで、自分が考えていることも誰かによって考えさせられているとか、行動させられているという「させられ体験」として感じられます。

感情の問題

喜怒哀楽の表現が減り、自分の体調などにも無関心になります。他者への関心も薄れるために関わった人は情緒的関りが乏しいと感じられることもあるでしょう。また、些細なことに過敏に反応し、重大なことに無反応など感情の表出が他人の目に違和感を与えることもあります。

意欲低下・行動の問題

意欲が低下し、自発的に仕事や勉強、遊びなどをしようとしなくなり、重くなると社会生活から引きこもりがちになることもあります。また、独り言をつぶやく、一人でクスクス笑い出すこともあります。

 

3治療法について

統合失調症への治療は原因が解明されていないため対症療法的なものになります。当院では統合失調症の方への治療として薬物療法、精神療法、作業療法を中心に行っています。治療法について詳しく知りたい方はこちら
統合失調症は誰もがなり得るありふれた病気です。原因は解明されていませんが、薬物療法、精神療法、作業療法等の治療を継続して行っていくことで病気と付き合いながら生活をしていくことができます。ご自身、ご家族等身近な方で気になることがある場合はまずは精神科、心療内科又はお近くのメンタルクリニック等を受診することをおすすめします。

総合診療棟をご紹介します

今号では写真を交え、総合診療棟をご紹介します。院内は当法人のイメージカラーである緑と青を中心に、清潔感、あたたかみのある病院になっています。大地震の際に病院機能を維持するための、インフラ整備もされています。

1階

1階には外来関連部門、救急部門をわかりやすく明快な動線で配置しました。

 

 

 

 

診察室

診察室は全部で4つになり、精神科、内科を受診することができます。白を基調に落ち着いた雰囲気となっています。

 

 

 

 

充実した設備

薬局、医療相談室、認知症疾患医療センター、心理室、各種検査室も1階に配置されています。どの部屋も患者様のプライバシーを配慮した作りとなっています。

 

2階・3階

2階、3階は急性期精神疾患、身体合併症に対応できる病棟となっています。病室は全室窓付きで明るい雰囲気となっており、デイルームからは素晴らしい眺めを望めます。

 

今後も当法人は、患者さんやご家族、地域の皆さん方に信頼される医療の提供と地域社会の一員として一層連携していただけるよう努力していきたいと思います。当法人ホームページでは総合診療棟の写真の他に、ストリートビューもご覧になれます。詳しくご覧になりたい方はこちらのページをご参照ください。
 

青梅市特定検診のお知らせ

当院では、40歳以上の青梅市国保加入者および後期高齢者医療制度加入者を対象とした特定健診・後期高齢者医療健康診査を実施しております。
実施期間は、6月1日(木)〜10月31日(火)(休診日を除く)です。
対象は、40歳以上の青梅市国保加入者、後期高齢者医療制度加入者です。主な検診項目は、身体計測、血圧測定、血液検査、尿検査となっております。

持参するもの

● 青梅市国民健康保険の保険証・または後期高齢者医療被保険者証
● 受診券(青梅市より届きます)

詳しくは、お電話にてお問い合わせください。また、ご来院時に受付スタッフ、外来看護師までお問い合わせください。

認知症医療疾患センターからのお知らせ

平成29年度 9月〜3月の予定

9月22日(金)

地域市民講座

場所:青梅成木台病院 多目的ホール
講師:石飛 幸三 医師(世田谷区立社会福祉事業団特別養護老人ホーム 芦花ホーム常勤医師)
テーマ:「平穏死とその看取り」

10月1日(日)

第2回 認知症多職種協働研修

場所:福生市民会館

11月19日(日)

第2回 看護師認知症対応力向上研修会

場所:福生市民会館

11月21日(火)

第2回 認知症医療・介護連携協議会

場所:羽村市生涯学習センターゆとろぎ

2月18日(日)

かかりつけ医認知症研修会

場所:羽村市生涯学習センターゆとろぎ

2月20日(火)

第3回 認知症医療・介護連携協議会

場所:羽村市生涯学習センターゆとろぎ

3月15日(木)

あきる野市専門員相談会

編集後記

この記事を書いているのは夏本番の8月で発刊は9月になりますが、例年通り残暑厳しい時期になっていると思います。夏にはよく脱水には気を付けるようにと言われますが、喉が渇いたという脱水のサインは全身のたった2%の水分が失われただけで出現します。その時点からさらに肌の乾燥や倦怠感が出始め、最終的には熱中症の原因になる恐れがあります。こまめに水分を取り身体に気を配りながら残暑を乗り切りましょう。(管理栄養士O)